さくら華珠真珠

あこや真珠について

四季のある日本の海と熟練の職人の
技が作り出す美しい真珠です。
その透明感のある輝きで、真珠といえば
日本のあこやと言われるほど世界的に
高評価を得ています。
作り手の愛情に包まれて生まれるあこや真珠は、
その想いや愛が形になったもの。
母貝が育てる真珠だからこそ、母が子を
守るようにそっと寄り添い、
人生を共に歩むパートナーに
なってくれるでしょう。

日本生まれの真円真珠

19世紀、世界中で多くの職人が真円の養殖真珠の作り方を研究し、1907 年、日本の見瀬辰平、御木本幸吉、西川藤吉の3人がそれぞれ異なる方法であこや貝を使った養殖に成功しました。その後、作業効率に優れた西川藤吉の「ピース式」がスタンダードになり、現在に至るまでその技術が引き継がれています。「ピース式」は世界中に広まり、「真珠養殖といえば日本」と言われるようにまでなりました。これが「あこや真珠」の始まりです。

上品で繊細な輝き

あこや真珠は真珠層がそれぞれ大変薄く、キメも細かく、透明感のある輝きを放ちます。いわゆる「テリ」が美しく、見る人の心を引きつけます。色は白からロゼ、クリーム、グレー、黄色、黒まで多種多様。大きさは通常3mm~10mm で、現在6、7、8mm 程度のものが最も多く生産されています。上品で繊細な美しさ、まさに日本を体現した真珠です。

日本の海と伝承の技術が育くむ

あこや真珠は3~4 年の年月を経て誕生します。あこや貝の赤ちゃんを採取し稚貝を育成。海に戻された稚貝が母貝に育つまでに2~3 年かかります。母貝が十分成長するとその中にピース(海の外套膜)と核(貝殻を研磨した真珠の元になるもの)を挿入します。そこから核の周りに何重にも真珠層が巻かれ1~2 年ほどであこや真珠となり、母貝から取り出されます。

熟練の職人技で美しい宝石へ

浜揚げされ取り出されたあこや真珠は熟練の職人によって、まず指輪やネックレスなどの用途別に選別されます。次に穴あけ加工が施され、真珠層の隙間に入り込んだ有機物などを取り除きます。シミ抜きやホワイトニング、さらに染色や着色を行う場合もあります。加工が終わるとさらに細かく選別され指輪やネックレスに仕上げられます。